肩こり・首の痛み

・肩こりはどんな症状？

 

首～肩周囲の重だるさ、違和感

筋肉の張りが強いなど自覚症状があるものを言います。

 

・どうしてなるのか？

 

首肩の筋肉の緊張が高まるほどに首肩に負担をかけ続けてしまった場合に症状を感じやすいです。

しかし、一過性のものであれば自然と改善が見られ気にする事もないかと思いますが、症状が続いている場合は単に首～肩の筋肉の緊張が強いというだけでなく、どこかにそうなる原因があるかと考えられます。

 

例えば、首～腰の動きは連動してる為腰痛と肩こりを両方とも感じている方も大勢いらっしゃいいます。

 

手～腕の筋肉の緊張が原因で肩こりを起こす人もいれば、腹部や肋骨部の緊張、胃、小腸～大腸の不調により症状を起こす人も見られます。人によって原因は様々考えられます。

 

肩こりが悪化すると血流障害や神経を圧迫して頭痛や吐き気を伴う場合もあります。

また首や肩の関節も動きが悪くなりますので、他の症状（頚椎症、頚椎ヘルニア、胸郭出口症候群、肩関節周囲炎を引き起こす可能性も出てきます。

 

 

・当院では肩こりに対してどのような施術をするか

 

まずは身体の問題を見つける為に首や肩の動き、体幹、下肢の動きも全体的に見させて頂きます。

 

 

症状がより改善されやすいポイントを中心に筋膜リリース、ストレッチ、トレーニングなどの施術をしていきます。

頚椎症（首の痛み）

・どんな症状・病態

首の痛み、首～上肢への痺れ、痛み、首関節の可動域制限

 

頚椎は7つで形成されています。

 

関節や椎間板部に炎症を起こしたり、神経、血管を障害する事によって痛み、しびれ症状が出てきます。

 

・どんな人がなりやすいか

 

デスクワーカー

長時間座っている

長時間スマホを利用している

猫背・巻き肩などの不良姿勢

ストレートネック

上を見る作業が多い

 

などがあげられます。

 

肩コリが原因で首の動きが悪くなっている状態が症状を起こす原因に繋がります。

 

肩コリがあると言うことは肩甲骨～首・背中～首の筋肉の緊張が強い状態です。

 

 

 

 

・頚椎症好発部位

C6～7（6.7番目の頚椎）

 

当院では何が出来るか、

 

当院では痛みが軽減される、首の可動域が改善される問題点をまず探っていき、問題点を見つけてから施術を行っていきます。

 

首～肩の痛みを感じているところを施術するだけではなく、症状を引き起こす原因は首～肩以外にも存在すると考えられるため症状の改善される部位をメインに施術を行います。

 

頚椎ヘルニア

症状・病態

 

頚部～背部～上肢に痛み・しびれ、上肢の脱力感、筋力低下が見られます。

 

頚椎にある椎間板（関節のクッション）から中心にある髄核が

膨隆している状態です。

 

髄核が神経・血管を圧迫をすると神経症状を引き起こします。

 

施術の概要は上記の頚椎症と同じです。

 

肩関節周囲炎（四十肩、五十肩）

 

症状・病態

 

・肩の痛み・拘縮（可動域制限）

・安静時の痛み

じっとしていても痛みを感じる

・動作痛

痛みで腕を上げれない、後ろに腕を回せない（結滞動作、結髪動作）

・夜間痛で寝ている時にも痛みで目が覚めてしまう方もいらっしゃいます。

 

40～50歳に多いことから40肩・50肩とも呼ばれています。

 

肩の関節は肩甲骨、上腕骨、鎖骨で構成されています。

 

その関節を支える筋肉や靭帯に炎症が起こることによって症状を引き起こします。

 

肩関節周囲炎の原因は？

 

原因は様々ありますが、

・腕を上げる動作をした時に肩関節がスムーズに動いていない場合、肩関節を支えている筋肉がインピンジメントを起こし骨と骨の間に挟まれてしまい繰り返し動作をしていると損傷して症状を引き起こします。

 

 

特に腱板と呼ばれる肩甲骨と上腕骨を支えている4つの筋肉（棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋）は元々筋肉が小さく加齢によって筋力低下を起こしやすい為、肩関節の動きの安定が取れないため肩関節に負担をかけやすい状態になります。

 

その為原因に心当たりがないと言う方でも、生活動作の中でも知らず知らずのうちに症状を引き起こしてしまいます。

 

当院ではどうするか

 

肩の関節は痛みを感じやすく、鋭い響くような強い痛みを感じる方もいらっしゃいます。痛みを感じてしまうと筋肉は刺激を受けて防御反応により収縮してしまいます。

 

無理に痛みを起こすような施術を行わず、まずは痛みが出ない範囲で施術を行います。

 

肩関節に繋がる筋膜は手指や体幹部にもつながっているため肩の施術だけでなく原因が肩だけではなく肩以外にも見られる場合には肩以外の施術を行っていきます。

 

筋力トレーニング、チューブを使ってのトレーニングや振り子運動など多くの整形外科、接骨院で行われていますが回数をこなせばいいというわけではありません。正しい動きが出来ているかが重要です。

動きが悪い状態でエクササイズを行なっても悪い動きでしか筋肉を使えていません

 

痛みを感じない範囲でより正しいポジションで運動連鎖をする必要があります。

 

肩甲骨が肋骨を滑り、上腕骨が動いていく動作チェックを行いながら可動域の改善を目指します。

 

猫背などの不良姿勢も肩の動きを悪くさせる原因になりますので同時に姿勢の改善を行います。

 

 

 

 

胸郭出口症候群

 

症状・病態

 

肩～腕のしびれ、脱力感、冷感

 

首～腕に向かう神経・血管が圧迫される事によって症状を起こします。

 

筋肉の少ない女性や撫で肩の人

首～肩の筋肉の緊張が強い方が症状を起こしやすいです。

 

 

安静にしていても段々と症状を感じたり、車の運転中に感じたり、

吊革に捕まっているような腕を上げている姿勢が続くと症状を感じやすいです。

 

なぜなるのか、

 

肩甲骨・上腕骨・鎖骨周辺の筋肉が緊張していると神経・血管を圧迫してしまい症状を起こしたり、筋力が低下している場合にも骨の位置が乱れてしまう為同様に神経・血管を圧迫してしまいます。

 

 

・どうすれば良いのか

 

肩甲骨・上腕骨・鎖骨を正しい位置に戻す為、筋肉に柔軟性を持たせる施術を行います。

 

筋力低下が原因の場合には筋肉が働きやすくなる施術やトレーニングを行っていきます。